学校始まった☆

今日は学校始まって１日目。
早めに起きて歩いて登校した。
いい朝やね。
これで寒くなればもっといい朝やね。
学校始まってモヤモヤするかと思いきや、なかなか楽しいやないの。
５年目なのに今更楽しいやないの。
１コマ、２コマと順調に進んでいった。
でも試練は３コマに待っとった。
３コマ目は教養科目やし余裕やろ～なんて感じで行ったら、
『この講義はグループ作って意見を言い合ってもらいます』
ぐああぁぁぁ～きたよ。
こういうのきたよ。
独りで受けとるやつが孤独感をさらに感じる講義内容。
先生が、
『じゃあ～３列ずつで班になって』
前を見る。
あきらかに初々しい女の子２人組。
そっと後ろを見る。
こちらも初々しい女の子２人組。
やられたぁ～。
僕見事に囲まれたよ。
あ～こんなフレッシュフレッシュな中にヒゲの留年生。
きもい。
きもすぎる。
とりあえず微妙な空気が漂う。
『ははっ…』
『へへへっ…』
話が始まらん。
僕は、
『おい、隆介さん！
あんた確実に一番年上やよ。
あんたが仕切らんでどうするや？
ほれ、バシッと切り出してみやね！』
自分に言い聞かせる。
僕だってやるときはやるんだ！
頑張ってやる！
『あっじゃあ順番に言ってけばいいんですよね？
僕から言ってくんで、時計回りで言ってきましょか』
言えた、言えたよ僕。
普段伊原さんに話しかけるかのごとく自然に。
そして、年上っぽさをださず。
最高だよ隆介さん！
あんたやったよ。
『ありがと～ありがと～』
心の中でたくさんの拍手に包まれながら勝利の味に酔いしれました。
多分このとき遠い目をしとったと思う。
なんと、バイト仲間の島倉君が同じ講義やったみたいで、僕に気づいて笑っとった。
『みっ三尾さん、なんで男独りで囲まれてるんすか！』
いや、一緒に受ける子がおらんくてね、へへ。
なんせ５年目ですし。
勝利の味が薄くなっていった。
ダメダメもったいない！
牛のようにはんすうさせて勝利をかみしめとこう。
所詮自己満。
でも僕はたまにこの自己満がないと無理なので。
島倉君無視して酔いしれました。
自己満できたし初日にしては上出来かな。
おやすみ☆











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