網戸越し

今日は姉ちゃんに起こされた。
旦那のヨシオ君の洗車を手伝ってほしいらしい。
とりあえずふとんを干すらしくひきはがされた。
ありゃ鬼だ。
洗車手伝ったら160円くれるらしい。
がんばろう。
二階から下に降りたらたっくんがおった。
かわいすぎます。
眠気が一気に吹き飛んだ。
昼まではたっくんとずっと遊んだ。
んで昼からはヨシオ君と洗車。
ヨシオ君めちゃ几帳面やから、僕は途中で飽きてました。
自分の車すらまともに洗車しない男です。
その後は父さんに捕まり、庭の植木の手入れやった。
『ぎゃ～！！』
足長バチに追いかけられながら、長いハサミで頑張りました。
途中で父さんがウサギの置物を壊しました。
耳がぼっきり。
『さりげなくつけといて、母さんが触ったらとれるようにしとこう、ぐへへへ』
極悪父さんです。
そんなこんなしとったら、猫の鳴き声が聞こえてきた。
たっくんが来とるから、隠居に隔離されている愛しの猫ちゃんたちだ。
網戸越しに甘い鳴き声で僕に助けを呼びます。
僕は心を鬼にして彼女らに背中を向けます。
『なんで！？
あんなに愛し合ったのに！？
バカ！！』
そんな言葉たちが僕の胸に突き刺さる。
『僕も23歳なんだ！
現実見なきゃだめなんだ！
おまえらにかまっちゃいられないんだよ！』
とひどい言葉をかけて突き放した。
そんな僕の頭の中は潮吹きクイーンで有名な紅音ほたるの猫のコスプレのAVを思い出して悶々としとった。
高蔵寺戻ったらレンタルいこうと思う。
こんな汚れた僕ですが、たっくんと遊ぶとピュアな少年に戻れちゃうんやてね。
今日はたっぷり12歳くらいで楽しませて貰いました。
癒されたのね。
所さんてなんであんなにセンスがいいのかな？
なぜだらう。
なぜにあんなにかっこいいのだらう。
センスに溢れたおっさんになりたい。
がんばろう。
おやすみ☆
















BGM:BONNIE PINK『真夏の果実』